三井不動産は、「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」(東京都中央区)を2024年3月にオープンする。

 同施設は、晴海五丁目西地区の再開発事業の一つ。再開発事業では、東京2020オリンピック・パラリンピック選手村跡地に、分譲・賃貸住宅と商業施設を24棟建築するほか、保育施設、介護住宅、シェアハウスなどを整備する計画で、完成後は、約1万2000人が住む予定だ。

 「ららテラス HARUMI FLAG」は、売り場面積約1万㎡で1〜3階の3フロア構成。1階は食物販を中心とした「デイリーマーケット」、2階は日用品や飲食店などが連なる「デイリーセレクト」、3階は専門性の高いスクールやクリニックを導入した「ウェルビーイング」。そこに「ダイソー」、「マツモトキヨシ」、「ロイヤルホスト」、「サーティワンアイスクリーム」などの40店舗が出店をする。

 なかでも注目は1階の「デイリーマーケット」。核店舗となる「サミットストア」が都内最大規模で出店する。サミットストアは、東京都心部を中心に展開するスーパーマーケットだが、中央区は今回初出店。エリア内の近隣住人がメインのお客とすれば、億ションに住む高所得者向けの品揃えも必要となってくるため、従来とは異なる品揃えが期待できそうだ。

 このほか、JOC(日本オリンピック協会)が運営する「TEAM JAPAN 2020 VILLAGE」の飲食エリア内の「Cafe&Restaurant CENTRALE(カフェ アンド レストラン セントラーレ)」では、東京2020大会の選手村で提供された「GAP認証食材」と持続可能性に配慮した食材を使った本格的な料理を提供する。