「実質18年ぶりの社長交代」――。アパレル世界3位のファーストリテイリングで中核子会社ユニクロの社長が交代、9月からユニクロのグローバルCEO(最高経営責任者)である塚越大介取締役(44歳)が就任した。

 親会社のファーストリテイリング会長兼社長である柳井正氏がグループ全体の経営の意思決定や経営執行を担うのは不変。またユニクロでも会長兼社長から会長兼CEOとなるだけで、実態はさほど変わらない。ただ主要な社長交代は2002年にファストリ社長に就任、05年に業績の伸び悩みから更迭された玉塚元一氏(現ロッテホールディングス社長)以来のことだ。ファストリは「次世代のチーム経営体制強化の一環」とするが、来年2月に75歳を迎える柳井氏の後継者問題が久々に脚光を浴びた形だ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから