鳥取市に本店を構えるJA鳥取いなばグループの食品スーパー（SM）子会社トスクが、7月31日に2店舗を閉鎖した。すでに事業そのものからの撤退を決めており、本店を含む残り5店は9月末で閉鎖の予定だ。だが肝心の事業の引受先をめぐっては、地元シジシー系SM企業との交渉が破綻するなど先行きは不透明。閉鎖店舗の中には町内唯一のSM店舗も含まれており、買い物難民が生じることも予想される。
トスクが7月31日に閉店したのは、鳥取市河原町の河原店と八頭郡八頭町のふなおか店の2店舗だ。ともに鳥取市内から南に10～15キロほどの山間にある。前日の30日に訪れたところ、31日は13時の閉店まで商品を半額で販売する旨の張り紙がされていたが、すでに訪問時点で生鮮は日持ちするものばかりが残っており、加工食品の棚は半分以上が空いていた。
