ツルハホールディングスに株主提案を行っているオアシス・マネジメントは7月18日、報道陣向けに説明会を開催した。

 セス・フィッシャー最高投資責任者(写真)は、ツルハ側がオアシスの主張を受けて開示した7月7日の資料について、社外取締役やツルハの株価などに関する説明が「誤導的」「印象操作されている」として、「ツルハはガバナンスを理解していない」と主張した。

 ツルハの経営戦略については、「成長戦略が欠けている」と指摘。「PBへのフォーカス、生鮮食品や調剤の扱い増などできることはたくさんある。ブランドも統合していくべきだし、子会社の統合によるシナジーももっと図れる。業界再編のリーダーとなるべきだし、そうなることでスケールを拡大してメリットを享受できる。すべてのことは質の高い、独立した経験のある取締役を揃えることでマネジメント側に責任をもたせ、より良い会社にできると思っている」と語った。

 またツルハが成長する上でイオンに期待する役割について「イオンはすべての問題を理解していると思う。ビジネスのスケールをわかっているし、PBの扱い方もよくわかっている。規模の経済を享受した良いビジネスを展開しているので、その経験から貢献できることはあると思う」と語った。