セブンイレブン・ジャパンは7月11日、持続可能性が担保された原料を使用した中食シリーズ「みらいデリ」を同14日より発売すると発表した。

 第1弾はプラントベースプロテインのツナを使用したツナマヨネーズのおにぎり(税別140円)、同じくプラントベースプロテインと鶏肉を使用したナゲット(5個入り240円)、工場野菜のロメインレタスを採用したシーザーサラダ(350円)、やわらかほうれん草とベーコンのサラダ(340円)の4品を発売する。

ツナマヨネーズのおにぎりとナゲット
工場野菜を使ったサラダ

 プラントベースプロテインは、黄えんどう豆を原料にした発芽えんどう豆が主原料の代替ツナ。原料はベンチャー企業のDAIZ、味のバランス設計は味の素がサポートした。特におにぎりに使用したツナの開発には、「原料のにおいのマスキングや食感にもこだわった」(開発担当者)ことで、2年の時間を要したという。サラダはほうれん草4社、ロメインレタスは13社の工場から原料供給を受けている。

 11日の説明会では、セブンイレブンの永松文彦社長(写真中央)のほか、商品開発に関わった味の素の藤江太郎社長(左から2番目)、DAIZの井出剛社長(一番左)、舞台ファームの針生信夫社長 (右から2番目) 、日本GAP協会の木内博一理事長(一番右)によるトークセッションが行われた。

 永松社長は「セブンイレブンはこれまで経済的価値を提供することで支持され成長してきた。これに加え、今後は人や地域のためにどう役立っていくか、社会的な価値追求が必要だと考えている」として、みらいデリの取り組みの意義を語った。みらいデリは今後、他のカテゴリーにも広げていきたい考えだ。