ミールキットや小容量で共働き世帯の需要を開拓

 小型店で極小商圏を取りにいく。ヤオコーの新たなミッションの舞台となるのが、3月23日にオープンした草加松原店(埼玉県草加市)だ。東武鉄道の開発したショッピングモール「トーブイコート」の核テナントではあるが、売り場面積は387坪と標準の600坪よりかなり小さい。

 ここで挑戦するのが1次商圏に設定した足元500mの囲い込みだ。同店は南に獨協大学、東に松原公園が隣接する一方、北側には、かつて6000戸もの世帯数を抱えたマンモス団地の松原団地がある。現在、この団地の老朽化に伴う再開発が進んでおり、「人口増が見込める」(広報)と判断、出店を決めた。

東武鉄道が開発したトーブイコート

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