各社あの手この手の人手確保策を講じる
コロナ禍の新型コロナ感染拡大で、どの産業よりも大きな打撃を受けた外食。2年経過後からは行動規制が少しずつ緩和され、ようやく実店舗に客足が戻ってきた。日本フードサービス協会の調べによると、2022年4月以降の外食全体の売り上げは21年比13~21%増に、コロナ前の19年比でも1桁の減収にまで回復している。22年10月はコロナ拡大後初めて19年比を上回り、105.5%となった。
10月は全国旅行支援や水際対策の大幅緩和が始まり、全国で人の流れが活発化し、実店舗の客数は増加、メニュー価格の値上げによる客単価アップの効果もあり、21年比では114.8%に伸長した。一時的かもしれないが、外食業界にとって久々に明るい話題であることに変わりはない。しかし、依然として夜間の時間帯の客足の回復は鈍く、居酒屋を筆頭に、ファミリーレストラン、ディナーレストランなどはコロナ前への回復は遅れている。