170周年記念商品「イーガンズ ジェネシス」を170本限定で日本に展開

 酒類輸入販売のイントレピッド・スピリッツ・ジャパンは2022年12月6日、アイリッシュウイスキー「イーガンズ」のブランド設立170周年を記念した試飲発表会&創業家来日イベントを都内で開催した。当日は「イーガンズ」を生んだ創業家6代目のジョナサン・イーガン氏とルパート・イーガン氏の2人、イントレピッド・スピリッツCEOジョン・ラルフ氏が登壇。アイリッシュウイスキーとイーガンズ家の事業の歴史などについて語った。

 今回、170周年記念としてアイリッシュウイスキー「イーガンズ ジェネシス」(税込22万円)を12月12日から全国の有名百貨店を中心に発売する。創業家のイーガン家コレクションの中から厳選したシングルカスク(特定の樽のウイスキー)を、創業年数にちなみ170本限定で日本向けに限定で展開。販売は国分グループ本社を通じて全国に展開を広げる。

 「イーガンズ ジェネシス」はバーボン樽で18年、バニュルス樽(バニュルス産赤ワイン樽)で2年かけて合計20年の長期熟成したシングルモルト。化粧箱にはイーガン家の署名入り正規品証明書とブランドヒストリーを記した冊子をセットする。非常に繊細でフローラルなウイスキーを、チョコレートやプラムの風味をもつバニュルス産の甘口赤ワイン樽で後熟させることで、さらに深みと熟成感を加えた。

170周年記念商品「イーガンズ ジェネシス」

 若者の“酒離れ”やコロナ禍以降の飲食店の苦境が叫ばれる中、国内ウイスキー市場は好調を維持しており、中でもアイリッシュウイスキーの伸長が著しい。財務省の貿易統計を元に算出したところ、世界5大ウイスキーの中で年間輸入金額の伸び率は、アイリッシュウイスキーが最も高い。22年に入るとさらに勢いが増し、今年上期(22年1~6月)の輸入額は前年同期比199%(輸入ケース数は前年同期比156%)と市場が急拡大している。その中でもイーガンズは、一般的なアイリッシュウイスキーの3~7倍の価格帯である1本5900~9900円(税抜、参考小売価格)のスーパープレミアム市場をメインに展開。イーガンズは独自路線で、アイリッシュウイスキーの中で差別化を図り、日本のウイスキー愛好家から圧倒的な支持を得ている状況だ。

 発表会の最後にイントレピッド・スピリッツ・ジャパンの畑幸男社長は、「イーガンズはウイスキーファンの肥えた舌に応えられる記憶に残るウイスキーです。イーガンズはまさに、アイリッシュウイスキーの生き字引で、バイブルでもあります。本日、20年樽に熟成させた『イーガンズ ジェネシス』を発表しました。来年、再来年には他のメーカーができない、スーパープレミアムウイスキーのイーガンズを毎年発表する予定です。世界、日本のウイスキー愛好家を絶対に酔わせるウイスキーとなります」と力を込めた。

 

新商品「イーガンズ エンデヴァー」
イベントにて写真左から創業家のルパート・イーガン氏、ジョナサン・イーガン氏、ウイスキー評論家の土屋守氏、イントレピッド・スピリッツのジョン・ラルフCEO、イントレピッド・スピリッツ・ジャパンの畑幸男社長