生活インフラとしての勝ちパターンが見えてきた

 ――調剤も生鮮食品も扱う全方位型の取り組みを強化しています。これは、ウエルシアHDとしての戦略と見ていいのでしょうか。

 松本 全方位型志向というわけではなく、郊外なら郊外、住宅地なら住宅地、駅前なら駅前とエリアに応じた戦略をしっかり組み立てていこうというのが我々の考え方です。例えば、売り場面積の狭い駅前店では生鮮の扱いはできないでしょう。逆に、人口が減っている郊外では、商圏を広く取らなければならず、客層も広く設定する必要がある。そのため、食品や雑貨を充実させたりすることが欠かせません。加えて、我々は調剤併設100%を目指していますから、調剤も必ずつける。そうなると、売り場は300~450坪くらいに広がっていきます。

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