サンドラッグは9月1日、四国地方でドラッグストア「mac」を展開する大屋を完全子会社化すると発表した。株式取得は10月3日を予定し、取得額は非公表。

 1951年設立の大屋は、愛媛県・高知県を中心にmacを50店舗以上展開し、その出店地は人口集積地から、人口密度が低く遠方より車で来店する客が多い立地まで幅広い。厳しい事業環境から競争力強化を目的に、サンドラッグの完全子会社となることに合意したという。

 サンドラッグはこれまで、四国地方でディスカウントストアのダイレックスを展開しているものの、ドラッグストアの店舗はなかった。大屋の完全子会社化により、四国地方で経営基盤の強化を図る。

 まず大屋の現在の店舗については、サンドラッグの経営支援を通し、魅力的な店舗づくりや運営の効率化を進め、さらなる事業成長を図る。また今後は大屋が持つ、人口密度が低い地域で高収益を上げている店舗のノウハウをサンドラッググループ全体に広げていく考えだ。

(冒頭写真はmacのサイトトップ画面)