可能な限り値上げ幅を抑える努力を続ける

「組合員の暮らしが厳しくなっている。先日取ったアンケートでは、特に若い組合員の生活防衛意識はものすごく高かった。そこにちゃんと応えていかないといけない」。日本生活共同組合連合会(日本生協連)の藤井喜継・代表理事事業担当専務は、現状に危機感を募らせる。

 ロシアのウクライナ侵攻を受けた原料高、エネルギー高、さらに円安の影響から、取引先からの値上げ要求が相次いでいる。これを受け、コープ商品は全体の4割に当たる2000SKUで値上げを決めた。平均値上げ率は6~9%。コープ商品の供給高1億円以上の商品は全部で366SKUあるが、そのうち318SKUが値上げ対象商品。そのうち約半分は冷凍食品と水産品が占める。

コープ商品は全体の4割が値上げとなる(コープ商品の集合写真)

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