新たな価値創造で事業領域を拡大

 日本酒類販売(日酒販)は今期、創業以来初となる中期経営計画「Challenge to Change2024」(2022~24年度)を始動させた。24年度までを「基盤づくり」の第1次計画、25~27年度をより強靭な経営基盤へと「進化させる」第2次計画として2段階式で進める方針。6月29日には、これまでの財務省出身から同社初のプロパー社長として倉本隆副社長が就くなど体制も一新。今期を起点に実質6年にわたる新たな挑戦のステージへと突入する。

 中計は、コロナ禍の前から中堅社員を中心に議論を重ね、コロナで起きた変化も踏まえて発表に至った。目指すビジョンは〝「お酒と食」で「つながり」を『価値』に変える会社〟へと行き着いた。コア事業である酒類卸の強みをさらに伸ばしつつ、「つながり」に通じる新たな価値創造にも積極的にチャレンジ。事業領域の拡大と、安定的な収益構造の構築を両輪で推し進めることが基本方針となる。

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