冷凍食品は、コロナによる内食需要の高まり、さらにフードロス削減の環境意識の高まりを受けて、急速な伸長を見せている。その冷凍食品の新たな価値創造に向けて、エア・ウォーターがフローズンエコノミーラボにパートナー企業として、6月1日参加することとなった。

 エア・ウォーターは、酸素や窒素、炭酸ガスなど様々な産業ガスやドライアイスを日本全国に提供することを祖業とし、新鮮な農水産物を液体窒素で瞬間冷凍した冷凍食品の製造・販売をきっかけに食品にも進出。活発な事業活動を展開している。同社が提供する極低温フリーザーは、3000件以上の納入実績から得た知見を基に改良を重ね、大量の急速凍結処理が可能なバッチ式、トンネル式、スパイラル式をラインアップしている。

 フローズンエコノミーラボは、フローズンエコノミーが示す、冷凍品を活用するサービス提供や事業運営をする企業・団体だけでなく、冷凍技術の進化や調理器具を含めた電気製品、電力供給、資材、物流など冷凍品にまつわるあらゆるものを含んだ経済圏を基に、三つのミッションを持って活動している。すなわち、食品の冷凍に関する正しい認知の拡大。冷凍された食品が流通しやすい環境作り。冷凍がフードロス削減につながる認知の拡大だ。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから