百貨店最大手、三越伊勢丹ホールディングス(HD)の評価が急改善している。2022年3月期の売上高は4183億円、営業利益は59億円。会計基準変更で単純比較はできないが、21年3月期の営業損失210億円から黒字転換。ただ百貨店事業はなお63億円の赤字(239億円の改善)。23年3月期は売上高4940億円(前期比18.1%増)、うち百貨店事業は4140億円(同10.7%増)、百貨店事業も40億円の黒字計画。全体で黒字定着、百貨店事業もようやく黒字転換という程度だが、すでに株価は「コロナ前」を回復。時価総額は4000億円台でJ.フロントリテイリングとも1000億円以上の差がついた。

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