サミットは今秋から、スーパーサンシと組んだ店舗出荷型ネットスーパーを始める。5月10日の決算会見の席で、服部哲也社長が明かした。

 10月をめどに、まずドミナント地区の1店舗での開設を目指す。服部社長は「実店舗をご利用いただいているお客様に向けた、店舗出荷型のネットスーパーをずっとやろうと準備してきた。サンシさんのモデルは我々のそうした考えにぴったりと合ったのが一緒に取り組む一番の理由」と説明した。

 スーパーサンシは三重県で40年以上にわたってネットスーパーに取り組む。2019年5月からはローカルスーパー向けのネットスーパーのFC展開も始めている。服部社長は「サンシさんのノウハウを基にすることで、単独でやるよりも短期間で、理にかなったネットスーパーができると思う」と期待を示した。

 サミットの22年3月期業績は、売上高3108億円(前期比0.9%減)、営業利益91億円(27.6%減)、経常利益94億円(31.8%減)、当期純利益60億円(36.7%減)の減収減益だった。ただし、コロナで大幅に上振れた前期を除くと、売り上げ・各利益ともに過去最高となった。

(写真は会見席上の服部哲也社長)