サミットは3月24日、PKSHA Technology社とアルゴリズムによる店舗の作業割当表作成支援システムを共同開発し、今年4月より全122店舗で導入すると発表した。これまで1日30分から1時間かかっていた作業割当表作成業務が10〜20分程度に短縮する。
サミットは、前月に予測した売上計画に必要な作業量の基準値に対し、スキルに応じて人員を配置する設定ができる独自の人材配置手法「L.S.P」を1985年に導入。約200の作業項目や優先度をはじめ、多数の要素を考慮して10分単位で作業の割り当てを行っていたが、必要な項目は時間帯や作業区分、担当者、業務内容など多岐にわたり店舗責任者の経験値が必要となっていた。
今回共同開発した作業割当表作成支援システムは、PKSHAのアルゴリズムにこれらの情報を入力することで、最適な作業割当表作成を約1分で自動的に完了する。これにより、作業割当表作成業務の95%が自動化され、年間8万時間程度（人件費換算1.2億円相当）の業務削減効果を見込んでいる。
また、2週間先まで作業割当表を作成可能。出勤依頼や変形労働などの計画を早期に行い、特定の従業員に偏らずバランスの良い勤務シフトを組むことができるほか、人事異動や中途入社などで店舗責任者となった経験がない従業員でも着任後スムーズに作業割当表を作成できる。
