特定保健指導に導入し医療機関受診率が大幅に改善
血圧は上が107で100人中22番目、下は58で7番目と、上位をキープ。肝臓の健康状態を示すASTとALTはそれぞれ36番目と40番目でまずますだろう。ただし、順位が低くなければいいというわけではない。脂質のLDLコレステロールは50番目でも、130という検査値は基準値オーバーで、軽度異常の評価。これを改善するには、「脂質の調整」「食物繊維の摂取」など、食生活の改善が必要なことが指摘されている。
これは、スギホールディングス(HD)が2019年に開発した「生活習慣病リスクレポート」。健康診断の検査値をもとに、健康状態を評価するとともに、生活習慣病のリスクもパーセンテージで表している。ここでいう順位は、全国150万人以上の健診結果の中から同性同年齢のデータを100人に置き換え、その中で自分がどこに位置しているかを示したもの。これ以外に、健診値が同等レベルの人のデータをもとに今後10年間と65歳からの10年間に、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病を発症する確率や加齢とともに健診値が悪化した場合の発症率もわかるようになっている。