RE100の中間目標を前倒しで達成
食品スーパー（SM）業界では初めてのことだろう。コープさっぽろは12月1日より、101店舗の使用電力を100％再生可能エネルギー（再エネ）に切り替えた。テナントとして入る7店舗を除く全店舗となる。コープさっぽろの店舗、宅配、生産など全事業における2020年の電気使用量は1億7298万KW。そのうち店舗での使用量は1億4031万KWで、全体の8割を占める。ここを再エネに切り替えることで、CO2換算で年間5.6万t、一般家庭の1.8万世帯に相当する排出量をゼロにできるという。
コープさっぽろは18年10月、「RE100」への加盟を宣言している。RE100とは、事業運営に必要な電力を100％再エネで調達することを目標に掲げる企業が参加する、国際ビジネスイニシアチブのことだ。日本の小売業では他にイオン、丸井グループ、高島屋、J.フロントリテイリング、セブン＆アイHDが加盟している。
