関西スーパーマーケットとエイチ・ツー・オーリテイリングの経営統合議案をめぐり、関西スーパーの株主であるオーケーは10月11日、関西スーパーの株主宛に文書の送付を決定し、その内容を公表した。

 この中でオーケーは、10月29日に開催予定の関西スーパーの臨時株主総会において、同社がイズミヤと阪急オアシスの株式交換により買収する議案を否決しない限り、株主にとって損となるとして、反対票を投じることを薦めている。

 また同日発表したオーケー側の見解文書の中で、同社は少数株主の利益が軽視されていること、さらに今回の経営統合で関西スーパーの価値がむしろ損なわれる可能性が高いとした上で、改めて反対票を投じる予定であることを明らかにした。

 臨時株主総会後の対応については、経営統合議案が可決された場合は、「ありのままに受け止める」、否決された場合は、関⻄スーパー経営陣からオーケー側の提案に対する賛同が得られるよう協議するとした上で、賛同が得られる場合は、関⻄スーパーの非公開化を目的に、1株当たり2250円の公開買い付けを行うとしている。