マツキヨココカラ&カンパニーが、経営統合後、第1弾となるPBを10月7日に発表した。コーセーと共同で開発した新商品は敏感肌向けスキンケアシリーズ「RECiPEO(レシピオ)」で、クレンジングオイルジェル、泡洗顔料、化粧水2タイプ、乳液、クリームの全6品。価格は、クレンジングと洗顔料が1650円、化粧水、乳液が2090円、クリームは2200円(いずれも税込み)で、11月11日より全国のマツモトキヨシグループ、ココカラファイングループの店舗と自社オンラインストアで順次販売を開始する。
新会社第1弾のPBに化粧品を選んだのは、マツキヨ、ココカラ両社の強みを生かせる分野と判断したため。松本貴志専務取締役によれば、「両社とも化粧品を含むビューティーケア部門の売り上げが大きく、統合による規模の拡大は強みになると考えた」と説明。敏感肌カテゴリーのPB開発は初めてだが、松本専務は、「マツキヨの8000万を超える顧客接点とココカラファインの高い接客力から得られたお客様の肌ニーズから、敏感肌化粧品のお客様像を導いた。両社の知見とノウハウを掛け合わせ、強みを発揮できる領域で、医療の一端を担うドラッグストアとして敏感肌の悩みを持つ人の役に立ちたい」と意欲を示した。
なお、今後注力するPBの分野も、女性のライフスタイル市場を挙げた。「化粧品の売上構成比は、マツモトキヨシが4割、ココカラファインが3割といずれも大きい。その両社が一緒になることで、美容について大きなマーケットを狙える」(松本専務)と見て、積極的に市場開拓を進める構えだ。