おいしさそのままに塩分30%カットを実現

 ヤマキの「割烹白だし」の使用頻度が高まっている。白だし市場は堅調に伸長してきたが、昨年度はそれを上回る前年比112%の伸びで急拡大。今年度も昨年度並みで好調に推移している。中でも割烹白だしは、「鰹節屋・だし屋」のノウハウを生かし、ナンバーワンブランドとして市場を牽引している。家庭用事業部液体グループの髙津真人担当課長は、「巣ごもり消費で家庭内の調理時間が伸びました。その結果、初めて白だしを使用した新規ユーザーのほか、これまでの卵焼きやうどん以外の料理用途に挑戦するユーザーがその便利さやおいしさに気づき、さらに使用機会が増えています」と語る。

 またコロナ下で健康や免疫力向上を意識した人が増えていることから、「割烹白だし お塩ひかえめ」(500ml)を8月20日に発売。だし原料を増量し、鰹節の香りとうま味を効かせ、レギュラータイプのおいしさをそのままに塩分30%カットを実現。「2019年に発売した『お塩ひかえめめんつゆ』は販売が好調に推移。お客様からはレギュラータイプと変わらない味が評価されています。割烹白だしでも塩分ひかえめで、おいしさそのままの価値を売り場で訴求し、同様の売り上げが期待できそうです」(髙津担当課長)。

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