「松竹梅」の品揃えを網羅しインストア加工を強化

 「この半年間、改装に重きを置いて取り組んできたが、その集大成となった」。7月30日にリニューアルオープンしたフードスクエアカスミ友部店は、山本慎一郎社長がこう語る自信の店だ。茨城県笠間市にて40年以上営業してきた旧店を全面的に刷新。同社最先端のMDを導入し、品揃えの幅を広げるとともに、「オンラインデリバリー」などのデジタル機能も付加。地域住民に、より豊かで、より便利な暮らしを提供する店へと生まれ変わった。

 リニューアルとは言いつつ、6カ月間の閉店期間をとり、一から建て直した同店は実質新店の扱いだ。建設の際、店舗の位置をセットバックすることで、駐車台数を維持しつつ(約200台)、売り場面積を約150坪旧店より増床した。アイテム数は旧店の1.2倍となる約1万5000SKUに拡大。商圏の人口分布を見ると、65~70歳代の割合がやや高いが、山本社長は、「ローカルにおいて特定の層に対応した店づくりをしたのでは不十分。年代問わず、普段使いからハレの日まであてにされるべく、松竹梅のラインをきっちり揃えることをテーマにした」という。

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