10月1日にスタートするマツキヨココカラ＆カンパニーと主要グループ会社の組織と役員が決まった。新会社は、現在のマツモトキヨシホールディングス(HD)の本部体制から、統括機能別の組織に変わり、グループ経営企画統括、グループ事業企画統括、グループ営業企画統括、グループ管理統括の4部署で構成される。
新会社の役員人事はすでに6月のマツモトキヨシHDの株主総会で承認されている通りで、代表取締役には、松本南海雄会長、松本清雄社長のほか、ココカラファインの塚本厚志社長が副社長として就任する。また、グループ経営企画統括、グループ営業企画統括、グループ管理統括の役員は、マツモトキヨシHDの現任の取締役がスライドして就任するが、グループ事業企画統括はココカラの山本剛副社長、調剤事業を管轄するウエルネス戦略担当にはココカラの渡辺玲一取締役がそれぞれ就任する
事業会社の営業支援・運営支援を担当するMCCマネジメントは、営業企画本部、商品統括本部、ウエルネス事業推進本部、店舗開発本部、IT・ロジスティクス本部、管理本部、事業会社サポート本部の七つの本部で構成される。
同社の役員は、代表取締役の松本清雄社長と塚本厚志副社長の下に、マツキヨからは松本貴志氏（営業企画本部長兼商品統括本部長）、小部真吾氏（管理本部長）、石橋昭男氏、大田貴雄氏（事業会社サポート本部長）が、ココカラからは山本剛氏と渡辺玲一氏（ウエルネス事業推進本部長）が、それぞれ取締役として参加する。
各事業会社を統括する中間持株会社のマツモトキヨシグループとココカラファイングループの組織は、いずれも経営管理、営業管理の2部門構成。役員は、マツキヨグループが松本南海雄会長、松本清雄社長、松本貴志専務、小部真吾取締役、石橋昭男取締役。ココカラグループが、塚本厚志社長、山本剛副社長、渡辺玲一取締役となっており、現状の体制と変わらない。ただ、ココカラグループの特別顧問として大田貴雄氏が就任した点が注目点と言えそうだ。
（トップ画面は、2019年8月の経営統合発表で握手する松本清雄社長と塚本厚志社長）
