「長く健康に働くニーズ」に対応する製品の開発・訴求を強化

 ファンケルは今期、新たに3カ年の中期経営計画を始動した。テーマは「前進2023 逆境を超えて未来へ」。化粧品と健康食品(サプリメント)の2大事業を軸に、環境変化に即応することで世の中の「不」を解消、国内外での持続的な成長を目指す。

 健康食品事業の大方針は、少子高齢化社会とコロナ禍に立ち向かうべく、今まで以上にニーズ対応を強化することだ。女性の社会進出に伴う「女性特有のニーズ」、コロナ禍の「免疫対策ニーズ」など、大きく五つの課題を抽出したが、中でも同社が重点を置くのが「長く健康に働くニーズ」への対応だ。40~50代の働き盛りをメインターゲットに、日々の健康をサポートする機能性表示食品の開発を強化。血圧、BMI値など、気になる健康数値を正常に近づける「生活習慣対策サプリメント」を成長ドライバーに位置づけ、積極的な広告投資で認知度を向上。スター製品化を推し進めることで、高齢社会における健康寿命延伸を後押しする戦略を掲げている。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから