既存店の活性化を進めタイプ別フォーマットを再定義

 3カ年中計に掲げたテーマは、「グループの組織力と収益力の強化」。今期は2年目を迎えるが、ここからが本当の勝負であり、かつ正念場といえよう。

 2020年度、いなげやの業績はコロナ禍で大きく上振れた。営業収益は前期比4%増の2659億円、営業利益は同3倍の69億円、当期純利益に至っては同6倍となった。スーパーマーケット(SM)事業は、客数減を客単価増が大きく上回り、既存店売上高は前期比5.3%増で着地。チラシ削減や営業時間短縮による残業代減少など、販管費の圧縮も増益に寄与した。ドラッグストア事業のウェルパークについても、マスクや消毒関連の需要増に加え、食品販売が好調に推移した。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから