ペイペイの決済回数はこの1年で1.8倍に

 コロナ禍の非接触ニーズでキャッシュレス決済に追い風が吹いている。2019年から20年前半にかけて、キャッシュレス決済の利用、店舗への導入を大きく押し上げたのは政府のポイント還元事業だったが、コロナ拡大を契機に「現金の受け渡しがなく衛生的」である点が再評価。お得感や集客以外の効果が改めて注目され、還元終了後も利用・導入のニーズは高止まりの傾向にある。

 特にこの間、著しく成長したのがQRコード決済だ。QRコード決済市場で50~60%のシェアを誇るペイペイは、20年12月時点でユーザー数が3491万人となり、前年同期比で1.6倍の伸長を果たした。同じく加盟店数は286万カ所で、こちらも同1.5倍の伸び。利用者と利用場所がともに拡大したことで、決済回数は同1.8倍の5億714万回となった。

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