地震発生から3時間後に店を開けた

 10年前の恐怖が嫌でも蘇ったに違いない。2月13日に発生した福島県沖地震は最大震度6強を観測。福島、宮城の両県に大きな被害をもたらした。福島県内のイオン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマル、西友の一部店舗では、天井が落下、スプリンクラーが損傷、売り場が散乱するなどして休業に追い込まれた。イトーヨーカドー郡山店、ザ・モール郡山店(西友)は上階フロアの営業再開に1カ月以上を要し、ヨークベニマルに至っては、菜根店(郡山市)に大幅な工事が必要と判断、長期休業を余儀なくされた。

 それでもなお地震が収まる気配はない。最大震度5強となった3月20日の宮城県沖地震では、県沿岸部に津波注意報が発令され、亘理町の一部地域では避難指示が出るなど、一時騒然となった。気象庁はこれら二つの地震とも「東日本大震災の余震とみられる」と発表しており、10年経っても震災の不安は拭えないままだ。

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