空振りとなったお盆商戦
緊急事態宣言が解除されて3カ月が経過したが、コロナ禍で生じた業態間の優劣は改善の兆しが見えない。8月もこれまで同様、食品スーパー、ホームセンター、ドラッグストアが好調、コンビニ、外食、百貨店、SCが苦戦の構図だ。
食品スーパー、ホームセンターの2業態はイエナカ需要の取り込みで売り上げを伸ばしている。中でも8月は移動自粛でお盆商戦が空振りとなり、食品スーパーは地方がやや苦戦、首都圏の店舗は絶好調となった。とはいえ苦戦の地方も数字がまずまずなのは、外食需要の取り込みでベースが底上げされているからだ。