コロナ第2波真っ只中の攻防が続く

 8月17日、内閣府が発表した2020年4~6月のGDP(実質国内総生産)は、前期比27.8%減と戦後最悪の減少幅を記録した。主因は緊急事態宣言を発出し、経済を停止させたことによる個人消費の落ち込みだ。

 7月以降はこれほどの落ち込みにはならないだろう。だが、コロナ第2波が再び猛威を振るう中、個人消費への影響は避けられない。実際、一度は沈静化した感染者数が6月末から再び増え始め、8月1日には東京都で1日としては過去最多となる472人を記録。都はこの間、酒を提供する飲食店に再び時短営業を要請したほか、8月6日には小池都知事が「今年は特別な夏」として、感染拡大防止のため、帰省や旅行を控えるよう都民に呼びかけた。これをきっかけに、帰省を控える行動は東京のみならず全国的な広がりとなった。

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