調剤併設の土台の上に地域ヘルスケアの輪を広げる

 ――杉浦会長が退任すると聞かれた時は、どんな印象を持たれましたか。

 杉浦 えっ本当に退かれるんですかという驚きでしたね。事業に対する思いや熱意は幼い頃から見てきましたし、仕事が生活そのものでしたから。そういう創業者が社内の規定に従って第1線を退かれる。大変な覚悟ですよね。それもあって驚いたのです。

 ――会長から学んだことは色々あると思いますが、中でもこれはということは。

 杉浦 ズバッと決め切るところでしょうか。トップが決断を下すときは必ず迷いが生じますよね。安易に走れば、もう少し情報を集めよう、来週また話し合おうということで逃げてしまう。ここで決断しておけばよかったという命取りにもなりかねないこともあるわけです。限られた情報の中でその辺をズバッと決断される。さすがですね。

この記事の購読は有料購読会員に限定されています。
まだ会員登録がお済みでない方はこちらから登録ください。
有料購読申込

すでに会員の方はこちらから