スギホールディングス(HD)は6月16日、日本ホスピスHDと資本業務提携を締結したと発表した。スギHDは日本ホスピスHD株式の19.91%を取得し、筆頭株主となる見込み。
業務提携では、がん・難病患者向けに看護師や療法士、介護士が常駐するホスピス住宅の啓蒙・支援活動、物件情報の提供や物件の共同開発、入居者への生活必需品及び消耗品備品(医療材料、衛生材料などを含む)の供給を行うほか、入居者への緩和ケアサービスなどを提供する。また患者のサポート体制も構築。自宅の受け入れ体制や、自宅とホスピス施設の連携体制を整備する。
今回の業務提携によるスギHDのメリットには、ホスピス住宅の患者向け訪問調剤事業や各種物販サービスの展開、両社グループの看護師の専門性強化、新たな領域への展開、看護事業の展開促進などを見込んでいる。また、患者を一気通貫でサポートする体制を構築することで、今後の市場拡大が見込まれるがん・難病患者向けの「スペシャリティ医薬品」の応需体制を強化できるとした。