付加価値品の品揃えを厚くし幅広い世代を取り込む

 コロナ下で内食比率が高まり、食用油を使った中華やサラダメニューなどが広がりを見せている。みやぎ生協を中心に東北6県の生協が加盟するコープ東北サンネット事業連合(コープ東北)では、オリーブオイルやごま油を軸にした品揃えで、そうしたメニューの広がりに対応。主力客層の50~70代に加え、1割未満と組合員構成比の低い20-30代も取り込む構えだ。

 食用油・オイル市場は健康志向を追い風に、オリーブオイルやごま油、こめ油などの付加価値品の伸びで市場を牽引しています。その結果、昨年度の食用油市場は1500億円超と過去最大規模まで拡大。中でもオリーブオイルは世帯購入率、購入数量ともに増え、昨年の市場規模は430億円弱と400億円弱のキャノーラ・サラダ油市場を上回り、最大の構成比を占めるカテゴリーになりました。

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