セブンイレブンが1日に5店の従業員感染を発表

 新型コロナウイルス感染症の第2波が小売業界で猛威を振るっている。緊急事態宣言が解除されて以降、全国で1日あたりの感染者数は50人前後で推移していたが、6月下旬以降再び増加に転じ、7月3日にはちょうど2カ月ぶりに200人超えとなる250人に。7月18日には過去3番目に多い655人の感染が確認される事態となった。

 小売店や外食店の従業員感染も増加している。とくに7月中旬以降は首都圏や大阪の都市部を中心に百貨店やコンビニ、外食チェーンの発表が相次いだ。店数が多いコンビニ、外食店はどうしても増えてしまう傾向にあるが、中でもセブンイレブンは7月9日、日本マクドナルドは同17日にそれぞれ1日で5店舗の従業員感染を発表。逆に百貨店は店数こそ少ないものの、都市部に立地し、従業員も多いためか、1店舗で複数の感染者が確認されている。三越伊勢丹HDは伊勢丹新宿本店で7月11~16日までに取引先を含め4人の感染者を確認したと発表。そごう・西武はそごう川口店で7月8~19日までに取引先含む8人の感染が確認されたと発表した。事態を重く見た同社は、同店を18日以降、当面の間全館臨時休業することを決断している。

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