惣菜とPB強化が増収増益につながる
少子高齢化やドラッグストアなど異業種参入で厳しい競争環境にさらされてきた食品スーパー(SM)業界で、企業間の優勝劣敗がより鮮明になってきた。その差は商圏の濃淡によるものもあるが、大きくは価格と商品力のバランスが取れているかどうかによる。
2019年度(20年2月期)主要SMの業績で、増収増益となったのがライフコーポレーション、ヨークベニマル(営業利益と経常利益)、マックスバリュ(MV)東海、オークワ、ベルク、MV九州の6社。既存店売上高前年比は、昨年9月にMV中部を統合したMV東海を除き、ライフ、ベルク、MV九州が前年をクリアしている。