百貨店免税売上高は回復基調を維持か
国内での新規出店がほぼ見込めない百貨店業界では、各社が既存の旗艦店の魅力向上に注力するとともに、自社が持つブランド力や顧客基盤、不動産などの有形無形の資産を活用し、新たな事業領域の開拓を進めている。
大手各社に共通するのは、従来の同質化競争を続けるだけでは将来の成長は望めないという危機感だ。国内百貨店市場はコロナ禍の影響を受け、2020年には売上高が4兆2204億円まで落ち込んだ。しかし、その後は4年連続で回復を続け、24年には5兆7722億円に達した。これはコロナ禍前の19年を0.3%上回る水準だ。市場は力強い回復を遂げている。長年続いてきた縮小傾向から脱し、新たな成長局面への期待も高まりつつある。


















