1971年、池野ドラッグ開業。およそ55年にわたりドラッグストア業界の最前線に立ち続けた。2014年、創業者の鈴木孝之氏が死去。同年、イオンの連結子会社に。その記者会見の席上、「有望市場で一気に頂点まで駆け上がりたい」と述べた。ツルハとの統合はそれを確かなものとした。感慨もひとしおだろう。だが池野会長は、統合の意義をドラッグストアならではの社会貢献に置く。利が薄い事業でも、売上高が大きくなればできると。「笑顔千両」というが、その懐の深さも数々のM&Aを成功に導いた秘訣だろう。(インタビュアー・栗田晴彦)
地域や環境問題貢献の段階に入った
――ツルハHDとの経営統合で、売上高2兆円超のメガドラッグストアになりました。やはり感慨はありますか。
池野 やっとここまで来たかという思いはあります。大きいからいいとは思っていないんですけど、でも実際には規模を懸命に追ってきたわけです。なぜかと言うと、自分たちがこうありたいと思うことを実現するには、やっぱり一定の規模が必要だとずっと思っていましたのでね。実際、売上高が1兆円になった時は、教育投資を含めてこのくらいのことができるんだなと実感しました。ですからこれが2兆円になると、またステージが変わって新しいことができるだろうと思っているので、大変楽しみにはしているんですよね。
















