ヤマザワの業績が厳しい。2025年2月期の連結決算は、営業収益が1025億円(前年比0.7%増)と、わずかだが増収になった。しかし、営業利益以下各段階利益は、すべて赤字に転落、営業損失8億円、経常損失4億円、純損失26億円を計上した。とくに純損失は中間決算後に出された下方修正の数字(17億円の赤字)よりも赤字幅が広がった。理由は、食品製造子会社、サンコー食品の減損損失6.2億円を計上したことが大きい。

 単体の業績も、営業収益が903億円(0.8%増)、粗利益が252億円(2.3%増)と拡大したものの、販管費が255億円(6.8%増)と、額、伸び率ともに粗利を上回ったことから、赤字となった。また、インフレによる1点単価の上昇以上に買い上げ点数の落ち込みが大きく、既存店売上高前年比も99.5%と前年度を割り込んだ。

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