アダストリアは、2030年2月期を最終年度とする新中計を開始する。前中計を1年前倒しで達成したことから、連結売上高4000億円、営業利益率8%、GMV(流通総額)1000億円を目標に、SPA(製造小売業)からプラットフォーマーへの変革を目指す。9月1日付で社名をアンドエスティホールディングス(HD)に変更し、持ち株会社制に移行する。

 プラットフォーム事業は、「モール&メディア」「プロデュース」「ソリューション」「ユーザーサービス」四つの事業モデルで「IDの拡大」と「LTVの最大化」の成長戦略を描く。事業の中心となるECモール「アンドエスティ」では、他社ブランドの出店比率を3%から40%まで高め、アクティブ会員を750万人から1100万人まで増やし、GMV1000億円を計画する。また、他社とのポイント連携にも取り組み、ユーザーの年間平均購入回数を引き上げていく。

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