岐阜県の飛騨農業共同組合(JAひだ)は2月末までに、Aコープ白川(白川村)を除く管内のAコープおよび生活店舗10店舗を閉店する。いずれも赤字店舗だった。そのうち4店は地元食品スーパー企業などの事業継承先による店舗の存続が決まった。閉店、存続店舗は以下の通り。

Aコープにゅうかわ高山市閉店
Aコープ久々野高山市閉店
Aコープ本郷高山市前田本店が継承
Aコープ奥ひだ高山市柏木商店が継承
Aコープたかはら飛騨市閉店
Aコープ萩原下呂市閉店
Aコープ浅水下呂市閉店
Aコープ小坂下呂市マツオカが継承
Aコープ下呂下呂市閉店
Aコープ金山下呂市マツオカが継承

 JAの食品スーパー運営を巡っては、2023年夏に鳥取市のJA鳥取いなばグループが事業からの撤退を決めて店舗を閉鎖、一部店舗は地元企業に継承されている。人口減が進む過疎地域での店舗運営は難しく、今後も同様のケースが予想される。(写真はJAひだのサイトトップ)