物価上昇局面での経済政策「デフレ脱却」の不思議
2024年10月の消費者物価指数(生鮮品を除くコア指数)は2.3%の上昇となり、22年4月から31カ月連続で2%を上回る上昇率を記録した。一方で、10月の所信表明演説で、首相は「デフレ脱却を最優先に実現する」と表明した。物価高が続くなか、この発言に違和感を覚えた人は少なくないだろう。
デフレとは、「物価が継続して下落する状態」を表す経済学用語(デフレーション)であり、現在、国内がそのような状況にはないことは、誰の目からも明らかである。
2024年10月の消費者物価指数(生鮮品を除くコア指数)は2.3%の上昇となり、22年4月から31カ月連続で2%を上回る上昇率を記録した。一方で、10月の所信表明演説で、首相は「デフレ脱却を最優先に実現する」と表明した。物価高が続くなか、この発言に違和感を覚えた人は少なくないだろう。
デフレとは、「物価が継続して下落する状態」を表す経済学用語(デフレーション)であり、現在、国内がそのような状況にはないことは、誰の目からも明らかである。