上野アメ横での勝負が未来を切り拓いた

 ——1970年代には食品スーパー事業を手がけるなど多角化経営を経て、ドラッグストアへの選択と集中を進めてきました。当時は黎明期のドラッグストア業態にどのような可能性を見いだしたのでしょうか。

 松本 70年代になると、我々の薬局や薬店の近くにスーパーが出店し始めました。そのような物件を当社が手がけることができれば地域に貢献できると考え、スーパー事業に乗り出したんですね。食品は回転率が高く、創業の地である千葉県の東葛地域は新興住宅地も多かったため、450坪級の店舗を出せば大きな売り上げを獲得できる。そう考えて、スーパーは三十数店舗まで拡大しました。

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