トライアルホールディングス(HD)は8月21日、西友の一部不動産を売却すると発表した。不動産の流動化が目的で、売却後もすべてリースバック契約を前提としており、店舗閉鎖はないとしている。

 売却にあたっては、西友の流動化対象店舗不動産に関連する資産や負債などを残し、それ以外の事業をすべてSTリテールに承継させる。STリテールはダブルネームの「トライアル西友」を運営する事業会社だ。その後STリテールは西友に称号を変更し、旧西友を売却する。これにより、新生西友が「西友」と「トライアル西友」の両者を運営することになる。

 トライアルHDは西友買収により、有利子負債残高が25年6月末の385億円から、今年6月末には3946億円と大幅に増加している。このスキームを実行することにより、トライアルHDは約170億円の資金を調達する予定。財務の最適化を図り、与信を拡大することで、将来の成長投資資金を確保していくとしている。