ドンキに驚安で買収されたオリンピック――。「ドン・キホーテ」などを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)によるOlympicグループ(オリンピック)の買収劇を一言で言い表せばこうなる。

 オリンピックの2025年2月期の連結売上高は915億円で店舗数は約120店。肥沃な消費地の首都圏にありながら買収金額はわずか250億円程度。買収金額を店舗数で割れば、1店舗当たり金額は2億円超でしかない。タワマン1戸分の価格に驚いた関係者は多い。オリンピックの建物や保有する土地の有形固定資産は約280億円という数字からも、驚安な買収価格であることがうかがえる。しかも今回のM&AでPPIHは1銭も資金を使わないのだ。株式交換によるM&Aで、PPIHは保有する自己株をオリンピックの株主に割り当てる。新たな資金の流出はなく、買い物上手としか言いようがない。

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