オリジナルの買い物バッグが日本でも人気の食品スーパー、トレーダージョーズが米国で異彩を放っている。カリフォルニア州パサデナで誕生し、現在では42州と首都ワシントンに約600店を展開する同社は、売上高こそウォルマートやコストコなどの巨大スーパーに遠く及ばないものの、店内は連日、買い物客でいっぱいだ。世論調査会社が行う人気スーパーランキングでは、たびたびトップにランクインする。
店内を歩けば、その理由がわかる。野菜や肉、卵などの生鮮品から、パンやパスタ、調味料、乳製品、菓子、飲料まで、目に飛び込んでくるほとんどの商品がPBだ。PBは価格が安く、長引くインフレで物価高に苦しめられている消費者にとって強い味方になっている。価格だけではない。商品のユニークさも人気の秘密だ。ニューヨークなど米国の都市部では和食ブームが続き、スーパーに日本食材が並ぶことも珍しくなくなったが、トレーダージョーズにはPBの豆腐もあり、店によっては人気のチーズ売り場の隣に置かれている。商品の個性の強さから、トレーダージョーズには熱狂的なファンが多く、「カルト」との異名を持つほどだ。

















