あらたが下期に向けて巻き返しを図る。同社の2026年3月期上期(4~9月)の業績は売上高が前年同期比2.4%増の5032億円と11期連続の過去最高を更新した一方で、各種コストの増加などにより各段階利益は前年を下回った。これを受け、あらたは通期の利益計画を下方修正。修正計画を着実に達成することで、「長期経営ビジョン2030」の最終フェーズにつなげていくとした。

 売上高は、注力カテゴリーであるヘルス&ビューティーが4.6%増の1561億円、ペットが3.6%増の955億円となり、全体の成長を牽引した。業態別では、売上高の過半を占めるドラッグストアが1.7%増と伸びたほか、ディスカウントが6.7%増、昨年度に新規取引が始まったコンビニが加わったその他が14.9%増となり、前年実績のクリアに寄与した。一方で、1Qの気候要因、8月の酷暑などが影響し、計画に対しては未達となった。

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