成城石井は9月10日、ショッピングセンター向けの新たなモデル店舗として「イオンモール伊丹店」(兵庫県伊丹市)をオープンする。

 イオンモール伊丹店では、商品の〝選びやすさ〟に注力。伊丹店と同規模の既存店ではおよそ4500アイテムの取り扱いがあるのに対し、同店では売れ筋商品を中心にバイヤーが選び抜いた2000アイテムまで絞り込んでいる。一方で、惣菜やデザートをはじめとする「自家製商品」や「オリジナル商品」といった独自性の高い商品については、他の既存店と同等の品揃えを用意する。 

 また、おすすめ商品については、既存店では1列で陳列する商品も、同店では 2〜3 列で陳列するほか、定番売り場にはおすすめ商品のランキングコーナーも設置。上半期の売れ筋商品をベースに 、成城石井で今おすすめの商品を3品ずつランク付け。グロサリー・菓子・酒部門の17の売り場で「バイヤーおすすめ TOP3」を作成。定番売り場の最上段に販促 POPとともにランキング対象のアイテムを陳列する。

 このほか、全ての売り場で既存の直営店よりも高さの低い陳列棚を使用する。既存の直営店では冷蔵・常温商品ともに195㎝の高さを使用することが多いが、イオンモール伊丹店では常温商品の売り場は45 ㎝低い150 ㎝の棚を採用。スーパーマーケットでは、お客の目に入りやすく、最も手に取りやすい高さに商品が配置されたエリアを「ゴールデンゾーン」と呼んでいるが、イオンモール伊丹店においては高さ150 ㎝の陳列棚の最上段が「ゴールデンゾーン」。前述の「バイヤーおすすめ TOP3」は、この「ゴールデンゾーン」に陳列する。