成城石井とアマゾンは3月2日、アマゾンプライム会員向けのネットスーパーサービスを同日より始めると発表した。

 取り扱うのは生鮮(青果、精肉、鮮魚)、自家製の惣菜やデザート、直輸入ワイン、オリジナルの加工食品など約3000品目。池尻大橋店(東京都目黒区)を母店とする店舗出荷型で、配送エリアは世田谷区、目黒区、杉並区、品川区、大田区、渋谷区、中野区(一部エリアを除く)。注文から最短2時間で届けるほか、配達時間の指定も注文当日、もしくは翌日の12~22時の間で、2時間単位で指定できる。最低注文料金は2000円以上、配送料金は購入金額が1万円以上の場合は無料、未満の場合は390円を徴収する。

 成城石井は以前からアマゾン上でオリジナル商品を販売しており、ネットスーパーは数年前から検討を始めたという。

 成城石井はラストワンマイルビジネスとして、ネット通販の「成城石井ドットコム」、店舗受け取りウェブ予約サービスの「成城石井ドットジェーピー」、ウーバーイーツなどと連携したフードデリバリーサービスを展開している。これにネットスーパーサービスを加え、20年度のラストワンマイル事業の売り上げ実績を23年度には5倍に拡大する計画だ。

 アマゾンが展開するネットスーパーのパートナー企業としては、ライフコーポレーション、バローに次ぎ3社目となる。