三井不動産は4月30日、茨城県つくばみらい市において開発を進めていた「三井不動産ロジスティクスパークつくばみらい(MFLPつくばみらい)」を竣工した。5階建て構造で、延床面積約9万7972㎡。
MFLPつくばみらいは、常磐自動車「谷田部」ICから約4km、圏央道「つくば西」SICから約3.6kmの場所に立地、東京都心まで約1時間半で配送可能で、東北エリアへの配送にも対応できる。また、つくばエクスプレス「みどりの」駅から徒歩15分と、公共交通による通勤の利便性も高く、入居企業の人材確保でも優位性がある。
同社初の取り組みとして、トレーラーとトラックを連結したダブル連結トラックが敷地内で走行・転回可能なスペースを新たに整備した。ドライバー不足が予想される中、1台で通常のトラック2台分の物量を輸送することが可能になり、輸送効率を向上させることで、24年問題に対応する。
また、施設とは別棟にドライバー専用のラウンジをトラック待機場付近に設置。ソファ席やリクライニングチェア、カフェカウンターなどに加えて、シャワールームやトイレも用意するなど、ドライバーの休憩環境にも配慮した。
このほか、倉庫内の一部を駐車場、部品などを組み立てる工場用途に変更する予定で、インダストリアル領域でも活用可能な施設とする方針だ。