ローソンは、今年2月から都内の約400店舗で展開している冷凍おにぎりの取り扱いを、関東1700店舗に拡大する。5月13日から新たに茨城、栃木、山梨、千葉、神奈川の5県でも販売を開始し、食品ロス削減や物流効率の改善につなげる。
冷凍おにぎりは、電子レンジで解凍して食べる商品。一括製造し作り置きすることで、製造コストの削減につながり、常温のおにぎりと比較して価格を1~2割程度抑えることができる。賞味期限は約1年で、食品ロス削減にも貢献。また既存のおにぎりの配送回数が1日2回なのに対し、冷凍おにぎりは1日1回でストックもできるため、物流効率の改善とCO₂排出量の削減にもつながる。
今回販売する商品は、「焼さけおにぎり」(税込み279円、以下すべて税込み)、「鶏五目おにぎり」(157円)、「胡麻さけおにぎり」(140円)、「わかめごはんおにぎり」(140円)の4品。工場で急速凍結することで、凍結までの時間を短縮し、温めた時に常温のおにぎりと変わらない味わいに仕立てている。
同社は、冷凍おにぎりの取り扱い店舗数を今年11月までに約2000店舗、2026年9月までに約4000店舗、26年度中に国内全店(冷凍ケースがない店舗は除く)に拡大することを目指す。おにぎり以外にも、弁当や寿司、調理パンの冷凍販売の実験を行っており、お客のニーズに合ったおいしさの提供と食品ロスの削減を目的に、様々なカテゴリーで冷凍食品の販売を行っていく。