沖縄の活発な市況を受け、サンエーの業績が好調だ。2025年2月期決算は、営業収益2371億円(前期比4.2%増)、営業利益169億円(2.8%増)、経常利益174億円(3.4%増)、純利益114億円(7.4%増)の増収増益で着地、予算比もクリアした。
小売り部門(外食含む)の既存店売上高は4.9%増だった。売上構成比の7割弱を占める食品が3.5%増の1492億円となり、ベースを支えた。県の支援事業「省エネ家電買換応援キャンペーン」などが後押しとなり、住関は9.3%増の324億円と大きく伸びた。免税売り上げはピークの18年度と比べると8割弱ほどだったが、前年比では2倍以上の伸びで、化粧品・医薬品の購入が好調だったことも同部門の数字を押し上げた。